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書誌情報

集英社オレンジ文庫

荒野は群青に染まりて相剋編

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著者

著者:桑原 水菜装画:Re°

あらすじ・概要

焼け野原から高度経済成長期へ──! シリーズ第2弾!
戦時中朝鮮半島に育ち、引き揚げてきた阪上群青と、かつて満鉄調査部に在籍していた男・赤城壮一郎。引揚船の上で運命的な出会いを果たした二人は、瓦礫と化した東京で身を寄せ合うようにして暮らすうちに石鹸製造会社「ありあけ石鹸」を創業。群青は、自分の理想の石鹸作りを実現しようと意欲を燃やす。だが、昭和34年。9年前に大学へ進学したはずの群青は、行方不明になっていた。一方、ありあけ石鹸は倒産の危機から身売りし、社長だった赤城はただの社員に。親会社となった大手油脂会社からやってきた経営陣と、旧ありあけ石鹸時代からの社員たちによって、社内には分断と反目の空気が漂う。赤城が苦悩するなか、思いもよらぬ肩書きを背負った群青が、突如ありあけ石鹸に姿を現し……?