書誌情報
集英社文庫(日本)
骨の子供
著者
あらすじ・概要
スティーヴン・キングばりのスモールタウン・ジュヴナイルとでもいうべき、傷だらけの痛ましい清々しさ ――笹川吉晴氏 推薦!
小学5年生の佳夏は、引っ越し先で蛇に似た固有種“イビ”をじょっきんと切って軒先に吊るすという奇妙な風習に出会い面食らう。
ある日の夜中、おぞましい化け物(イビラ)の声を聞き恐怖した佳夏が「あっちへ行って」と叫ぶと、その化け物は妹の陽菜にとり憑き……。
果たして彼女たちは化け物に打ち克つことができるのか。
田舎町に古くから伝わる習わしに翻弄される少年少女たちを描く恐怖の長編小説。